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フレグランスと捺印の持つ偶然の親和性

捺印。それは日本人にとってアイデンティティの証明であり、絆の結束です。
香り。それはまたアイデンティティや結びつきを印すエレメント。纏った香りはその人自身の一部となり、また人は、香りによってその人を心に留めます。

ÉDIT(h) エディットは、1905年に東京、駿河台で創業した朱肉ブランド、日光印により立ち上げられました。
創業初期より続くクラシックな朱肉作りにおいて使用される天然素材は、フレグランス関連商品の材料として使用されるものを含んでいます。また日光印は独自に、朱肉にアジア由来の香料を配合して香り付けをしてきました。

フレグランスと捺印の持つ役割や素材。
日光印はこの意味において、偶然の親和性を以てフレグランスと出会ったといえます。

日本料理の手法が、不要なものをそぎ落としてゆく引き算の原理であるように、わたしたちは朱肉にするためだけに必要な材料はそぎ落とし、そしてより上質なフレグランスにするために必要なものだけを加え、我々の伝統的なエッセンスを用いた新たなフレグランスへと再構築しました。それがÉDIT(h)です。

捺印、日光印の歴史と、6代目の元音楽ディレクターとしての経験や感性が組み合わされたÉDIT(h)のファーストコレクションは、東京で活躍する気鋭の調香師、グラフィックデザイナー、そして日光印と長年モノづくりを共にする製造技術者たちと共に生み出されます。

About ÉDIT(h)
Creative director
Kentaro Kuzuwa     

大手レコード会社にてプロモーター、A&Rディレクターとしてクラブミュージック、ヒップホップ、ポップス等数々のジャンルのミュージシャンを担当。その後世界50ヵ国以上を旅した後に帰国。創業1905年の印章商品ブランド日光印(株式会社モリヤマ)の6代目に就任する。
工業製品の品質管理と安定した生産性、そして伝統工芸の希少性と卓越した技、その両方の魅力を理解し、現代社会に必要とされる商品へと転化し、カルチャーに精通した感性をモノづくりや活動に反映させることを志している。